「津軽一代様」の津軽凧 制作進む ヘビを見守る普賢菩薩を描く
青森朝日放送
弘前市の観光施設では、伝統的な慣習「津軽一代様」にちなんだ津軽凧の制作が進められています。 青森県の伝統工芸士で、錦絵師の溝江由樹さんが作っているのは、普賢菩薩と2025年のえと「巳」が描かれている津軽凧です。 津軽地方では、生まれた年の干支を守り神とする「津軽一代様」の信仰が藩政時代から続いていて、巳年の一代様は弘前市の「愛宕山橋雲寺」。その守り本尊である普賢菩薩を凧絵の題材にし、普賢菩薩が上からヘビを温かく見守っている様子を描いています。 【津軽藩ねぷた村 錦絵師 溝江由樹さん】 「来年こそはヘビのように再生と変化を繰り返して、いろんなことを乗り越えられるような年になるように願いを込めて描いています」 この津軽凧は1枚7500円で、津軽藩ねぷた村と東京の青森県特産品センターで販売しています。