「続かない」人が「続ける」体質になる簡単な方法 「1日5分」をコツコツ続ければ毎日が変わる
毎日続けることを考えたら、10分はちょっと長い。こういう場合は、「続けられるサイズ」にして取り入れることにしている。 だから30秒だけやってみることにする。最初から全部きっちりやろうと思わない。その一部だけをお試しでやってみる。10分のうち30秒だけやってみる。 それがずっと続いて効果がわかってきたら、1分に引き延ばしたり、やり方を変えたりしていく。きちんとやって続けられないより、お試しでも長く続けられるほうを選ぶ。
■一部だけマネすればいい 本を読んだら、「続けられそうな」ことを一部だけマネして続けてみる。 『仕事がはかどる 禅習慣』(枡野俊明 著、マガジンハウス)という本に、1日のはじまりに仏壇など、決まった場所に手を合わせて感謝の言葉を口にする朝の習慣が紹介されていた。 簡単そうだし、マネしてみようと思った。仏壇はないけど決まったところに手を合わせることはできるので、ベランダから神社のある方角を向いて手を合わせることにした。
だけど、「感謝の言葉」を口にするのがちょっと恥ずかしくて抵抗があった。そんなの続けられるかなと思ったので、「同じ方向に手を合わせる」といういちばん簡単なアクションだけを取り入れてマネしてみた。 最初は手を合わせるだけだったんだけど、2年続けたら自然に声に出して感謝するようになっていた。 続けていくうちに自然にそうなった。 「きちんとやる」より、小さく「続ける」ことで自然に変化していった。最初からきちんとやろうとすると長続きしない。
まずは小さく自分サイズに変換して、続けていくうちに形を整えていく。だからまずは「続くほう」を選ぶ。 ■1日5分で人生に革命を起こす 小さなことに意識を向けることに慣れたら、少しだけ拡大してみる。だいたい5分で終わりそうなことで考える。 「たった5分?」と思うかもしれない。でも5分は決して短くない。 試しに5分集中して何かをやってみるといい。5分身体を動かすと、けっこうな運動ができる。 本ならじっくり読んでも10ページ以上は読める。集中した5分は決して短くない。