カミラ王妃、エリザベス女王が「戴冠式でも身に着けたティアラ」を初めて着用
チャールズ国王が君主として初めて、イギリス議会開会式に出席、カミラ王妃も特別なジュエリーを身に着け、その開会式に臨みました。 【写真】「ダイヤモンド・ダイアデム」を着用したエリザベス女王 王妃が着用したのは「ジョージ4世・ステート・ダイアデム」または「ダイヤモンド・ダイアデム」とも呼ばれる「ステート・ダイアデム」ティアラです。 カミラ王妃はこの日、5月に行われた戴冠式のためにイギリスのデザイナー、ブルース・オールドフィールド氏が制作したホワイトのドレスを再び着用しました。このドレスには、王妃の孫たちの名前と、2匹の愛犬の姿をモチーフにした刺繍が施されています。
チャールズ国王が議会で行った演説は、政府の施政方針を明らかにするためのもの。1951年以来、初の「キングズ・スピーチ」となりました。エリザベス女王の統治下では、この演説は「クイーンズ・スピーチ」と呼ばれていました。 議場には、戴冠式に続いて“君主のボディガード”である「ゴールドスティック・イン・ウェイティング(Gold Stick in Waiting)」を務めたアン王女の姿もありました。
エリザベス女王は、議会開会式に出席するときには必ず、1953年に行われた戴冠式に向かうときにも着用した「ステート・ダイアデム」ティアラをつけていました。
王室が所有する美術品などを管理するロイヤル・コレクション・トラストによると、このティアラには1333個のダイヤモンドが使用され、なかには4カラットのイエローダイヤが含まれています。 また、イングランドとスコットランド、アイルランドそれぞれの国花、バラ、アザミ、シャムロック(クローバー)の小枝がデザインされています。 エリザベス女王に関わりの深い重要なジュエリーをカミラ王妃が身に着けるのは、今回が初めてではありません。10月には、亡き女王のお気に入りだった「ガールズ・オブ・グレートブリテン&アイルランド」を着用。
2022年には王妃となって初めて使用するティアラとして、エリザベス女王のダイヤモンドとサファイアのティアラを選びました。 カミラ王妃は、コーンウォール公爵夫人(皇太子夫人)だったころには、「ブシュロン・ハニカム」としても知られる「グレヴィル・ティアラ」をよく使用していました。 “王妃”となったカミラ妃には、イギリス王室が所有するいずれのジュエリーを使用することも、認められています──。
From TOWN&COUNTRY