ウナギ・サヤカ 里村明衣子とのワンマッチ興行開催の真意とは「私からしたら〝あおり〟ですよ」
〝お騒がせ女子プロレスラー〟ウナギ・サヤカ(38)が、センダイガールズ・里村明衣子(45)とのワンマッチ興行(来年2月16日、東京・後楽園ホール)開催に踏み切る真意を明かした。 自主興行第3弾では、ウナギvs里村のシングルマッチ1試合が行われる。里村との出会いは自身のデビュー戦だった、2019年1月4日の東京女子プロレス・後楽園大会だ。同大会で才木玲佳相手に圧倒的な存在感を放つ姿に、「めっちゃ怖い。鬼のよう」と恐怖すら感じたという。 あれから5年半がたち、今年7月に里村は25年4月に現役を引退すると発表。ウナギは、会見の中で発した言葉を聞きもらさなかった。「『試合したいヤツは名乗り出て来い』って言ってて、私からしたら〝あおり〟ですよね。一つ思ったのは、私も里村明衣子もデビューした場所が後楽園ホール。引退も(来年4月29日の)後楽園ホールですよね? 里村明衣子にとっても特別な場所じゃないですか。里村明衣子に『コイツ、やりやがったな』と思ってもらえて、かつ自分がやりたい中のカードを切るのはここしかない」という思いからワンマッチ興行開催を決めた。 東京ドーム進出などに加え、ウナギがプロレスラーとしてやりたいことの中にかねてワンマッチ興行があった。後楽園ホールの歴史を知るうちに、1987年1月14日に当時新日本プロレスの藤波辰爾(辰巳)と木村健悟がワンマッチ興行を開催し、超満員札止めの観衆を集めたことを知ったからだ。「ワンマッチということに印象が残るじゃないですか。派手なことをやるには印象に残ることをやり続けていきたいというのがあって」と明かす。 後楽園ホールのキャパシティーは約1600人で、近年は主要団体でも集客に苦しんでいる。だが、ウナギは「賭けでもあるし、ワクワクでもあるんですよ。『うわー、やられた』みたいなのをみんなに思わせたいですね。これをやった上で、みんながどう出るのか楽しみです」と自信をみなぎらせた。 「完全に挑戦ですよね。一寸先は闇ですよ。でも会社じゃないから思い切れるところはある。私が思い切らないと、誰がやんのって。フルハウス、目指したいですね。そして歴史に残り、歴史を変える日にしたいです」。お騒がせ女子プロレスラーの新たな試みに注目だ。
小坂健一郎