とりわけ被害に遭っているのは「手塚治虫」「鳥山明」「高橋留美子」…コレクターが明かす「漫画家サイン色紙」最大の“問題点”
何らかの対策が講じられるべき
相次ぐ高額落札は、それだけ日本の漫画やアニメの人気が世界規模で高まっている証拠といえるが、需要の高まりとともに贋作を生み出す贋作師とのいたちごっこは続いている。コレクターの切なる願いは、オークションサイトやフリマサイトが早急に贋作対策を講じることである。 近年は漫画家本人がネットやコミッションイベントなどで原画や色紙を売るケースも増えているため、直筆物の流通量は確実に増加している。もちろん贋作を作る側が100%悪いのは言うまでもないが、同時に、サイトの運営側に対しても、贋作を事実上野放しのような状態でいいのだろうかという疑問を抱いてしまうのである。 ライター・宮原多可志 デイリー新潮編集部
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