米ペンシルベニア州の在外投票巡る共和党訴訟、連邦地裁が却下
Luc Cohen [29日 ロイター] - 米連邦地裁判事は29日、ペンシルベニア州で米軍兵士やその家族など在外米国民が投票した票の確認手続きを強化するよう求めていた共和党の訴えを却下した。 ペンシルベニア州は11月5日の大統領選の激戦州。同州で再選を目指す共和党下院議員6名は、海外有権者に対して身分証明書の確認を免除し、不正票が提出されやすい状況を作り出しているとして9月30日にペンシルベニア州選挙管理当局を提訴した。 共和党は違法投票を防ぐためとして投票手続きに異議を唱えるなど全米で訴訟を起こしている。 ハリス陣営の広報担当者はこの判決について「民主主義を守るために海外で兵役に就いている人たちは、国内でも民主主義に参加できるべきであり、この判決はその基本的な権利を守るものだ」と評価した。