齊藤工が企画・プロデュース! 映画『大きな家』12.6公開&本予告解禁 児童養護施設で暮らす子供たちの葛藤、成長の姿を記録
齊藤工が企画・プロデュースした竹林亮監督作『大きな家』の公開日が、12月6日に決定。併せて、本予告映像と本ビジュアルが解禁されたほか、主題歌がハンバート ハンバートの「トンネル」に決まったことも発表された。 【動画】ハンバートハンバートによる主題歌「トンネル」が力強く、優しく包み込む―映画『大きな家』本予告 とある中学校のクラス35人全員に密着した青春リアリティ映画『14歳の栞』(2021)を手掛けた竹林亮監督と製作チームによる本作では、児童養護施設に暮らす子どもたちに密着。家族ではないつながりの中で生活しながら、自分の運命と向き合い、葛藤し、未来に目を向けて成長していく子どもたちの等身大の姿を活写する。 本作は、齊藤が約4年前に訪れたとある児童養護施設で、自分たちに向けられた「貴方もまた、もう二度と来ない大人なんだね」とでも言わんばかりの子どもの目が忘れられなかったこと、そして、『14歳の栞』を観た齊藤が内容に加え、子ども達を第一に配慮した上映方法やその姿勢に感銘を受け、旧知の仲である竹林に本企画を相談したことでプロジェクトがスタート。 齊藤が個人的に訪問を重ね信頼関係を築いてきた施設に密着し、監督も撮影期間に入る前から何度も定期的に施設を訪問し、子どもたちと交流を重ねていきながら、彼らの思いや葛藤、そして成長を大切に記録していった。 東京のとある児童養護施設。ここでは、死別・病気・虐待・経済的問題など、さまざまな事情で親と離れて暮らす子どもたちと職員が日々を過ごしている。家族とも他人とも言い切れない、そんなつながりの中で育つ子どもたちの本音と、彼らを支える眼差し。生きることへの不安。うまく築けない人間関係。変えられないものと、ともに生きていくということ。 ここに映っているのは、特別なものではなく、葛藤しながらもたしかに大人になっていく姿と、それを包んでいる、いつか忘れてしまうような日常の景色。この映画を観終わったあとは、彼らだけでなく自分が歩んできた道のりをきっと肯定したくなる。そして、自分の“ふつう”が少しだけ広がるかもしれない―。 予告映像で映し出されるのは、児童養護施設で暮らす子どもたちが、「一緒に暮らしている他人」「ここは家とは言わないもん」などと語る一方、彼らが血の繋がりのない他の子どもや職員とまるで家族のような日々を過ごす日常。離れて暮らす両親への想い。生活を身近で支える職員との関係性。学校の友だちとの距離感や、施設を出たあとの暮らし。“ふつう”の日常のなかで、子どもたちの葛藤や成長していく姿、そして未来へと一歩踏み出していく姿が描かれている。 映像の合間には、「登場する子どもたちの言葉ひとつひとつが、心に響きました」(漫画家・松本大洋)、「会ったこともないのに、大切な人が増えてしまった」(テレビプロデューサー・上田遼平)、「確実に匂ってくる寂しさと力強さ、それでも前に進もうという覚悟」(俳優/映画プレゼンター・赤ペン瀧川)、「全ての人間へのエール」(アーティスト・MOROHA アフロ)、「ただただ、みてほしい。どっから来たのかわからん涙がでた」(『サンクチュアリ ‐聖域‐』脚本家・金沢知樹)と、作品に寄せられた著名人のコメントも挟み込まれている。 本ビジュアルは、映画のなかでの子どもたちの日常をイラスト化したもの。友達と遊ぶシャボン玉や趣味のカメラ。みんなでの山登り、部活の野球、初めて結ぶネクタイ。オーストラリア出身で東京を拠点に活動するイラストレーターのエイドリアン・ホーガンが、鮮やかな色彩と温もりを感じるタッチで、子どもたちの持つ繊細さと力強さを描いている。 主題歌はハンバート ハンバートの楽曲「トンネル」に決定。主題歌は、本作に合わせてアレンジを加えたもので、2024年の冬にリリースを予定。メンバーの佐野遊穂は「見終わった時には、説明できない気持ちで胸がいっぱいになる。なんだか分からないけど涙があふれてくる。説明できないところが、この映画の誠実さなのだと思いました」と作品の魅力をコメント。 主題歌について、齊藤は「ハンバート ハンバートさんが『トンネル』という素晴らしい楽曲で、子どもたちや職員方、そして我々製作陣までも包み込み、光の方へ導いて下さり『大きな家』は完成致しました」と語っている。 映画『大きな家』は、12月6日より渋谷・ホワイトシネクイント、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・センチュリーシネマにて先行公開、12月20日より全国順次公開。 竹林亮監督、齊藤工、ハンバート ハンバートのコメント全文は以下の通り。