小池知事定例会見9月22日(全文1)早実の清宮くんプロ志望でエール
東京都の小池百合子知事が22日午後、都庁で定例会見を行った。豊洲市場移転後の築地再開発検討会議の委員顔ぶれの発表や、同じ日に行われた早実・清宮幸太郎選手のプロ志望表明会見を受けたコメントがあった。 【写真】小池知事定例会見9月22日(全文2)憲法は9条だけじゃない、改正の余地ある
「築地再開発」検討会議の委員顔ぶれ発表
日刊工業新聞:ただ今から知事の定例会見を始めます。では知事、お願いします。 小池:皆さま、こんにちは。それでは定例記者会見、9月22日を始めてまいります。まず何点か私のほうからご報告等がございますが、頭はメキシコの地震の被害についてでございます。まずは地震の被害に遭われて、お亡くなりになられました方々に心から哀悼の意を表させていただきます。それからご遺族の皆さまにもお悔やみを申し上げたく存じます。今も現地では懸命な救助活動が行われているということで、国際緊急援助隊、救助チーム、東京からも派遣をいたしました。その一員といたしまして、警視庁から14名、それから東京消防庁から6名、それぞれをメキシコに向けて派遣をしたところでございます。これから状況に応じて国などからの要請があれば、都としてもできる限りの支援を行っていくという考え方でございます。 それから2つ目が、築地の再開発に関しての検討会議を設置することといたしました。築地の再開発につきましては、築地エリアが有しております食文化であるとか、浜離宮の景観や水辺の魅力。それから都心エリアに大変近いといったような点など、さまざまポテンシャルがございます。これらを生かして東京の魅力をさらに高めていくということが極めて重要と。その観点から検討会議を設けまして、そしてさまざまな分野でご活躍の方々から、まずは自由な発想で幅広いご意見をいただき、それをコンセプトのベースに持っていくという、そのような検討会議でございます。委員の皆さんでございますけれども、10名の有識者の方々にお声をかけてお願いをしたところでございます。 まず建築科で再生建築の専門家の青木茂さん。それから都の顧問もお務めいただいております、宇田左近さん。それから全国調理師養成施設協会の大崎久美子さん。調理師学校の関係ですね。それから食文化という観点。それから都市計画、まちづくりの専門家である岸井隆幸さん。それから文化庁長官などを歴任されました近藤誠一さん。それから観光などでも大変、ご意見をいつも伺っているデービッド・アトキンソンさんにもお入りいただきます。それから都市デザイン、公共空間活用の専門家で出口敦さん。弁護士で松澤香さん。それから築地本願寺がありますね。築地市場のすぐそばに。この本願寺の代表役員の安永雄玄さんにもお入りいただくこととなっています。それから築地を愛してやまない、シャネルの代表取締役社長のリシャール・コラスさんにもご参加いただきます。 で、日程でありますけれども、第1回の検討会議を10月12日、木曜日、開催いたしまして築地の魅力などなど、意見交換をまず行ってまいります。それから検討会議でいただくさまざまなご意見ですけれども、そのあと、来年5月ぐらいまで、会を設けますので、築地、まちづくりの大きな視点としてまとめていくということでございます。まず検討会議、いよいよ動き出すということでございます。