カメラ&ドローンで見る熊本市役所“建て替え候補地”の光景 激動の1年、市長が見据える未来とは
熊本放送
2024年、熊本市役所の建て替え問題は重要な局面を迎えました。急速に議論が進む背景、そして、大西市長が見据える熊本市の未来とは。12月18日、大西市長が取材に応じて1年を振り返りました。 【写真を見る】外から見る以上に広い?「建て替え候補地」敷地内の風景・上空からも確認 「海抜53m」で熊本城はどう見える? 熊本市 大西一史市長「議会で関連予算を可決いただいたという、非常に大きく前進する年だった」 ■2024年の動き 6月、大西市長は建て替えの候補地を「NTT桜町ビル跡地にする」と明らかにしました。 そして9月には、建て替えに関連する予算案が可決されました。 大西市長「いよいよ新たに移転、それから市役所の新しい建設にスタートすることになります」 こうして事実上、議会が認めた庁舎の建て替え。移転の候補地となっているNTT桜町ビル跡地はどのような場所なのでしょうか。 ■「建て替え候補地」敷地内を歩く 記者「建て替え候補地のNTT桜町ビル跡地に入ると、正面に平面の駐車場、そして右手には立体駐車場、さらに左手には空きビルがあり、土地の広さが伺えます」 全体の敷地面積は約1万平方メートル。今ある本庁舎の敷地より少し狭い面積です。 しかし、さらに奥に進むと駐輪場が、そして奥に元々中庭だったスペースがあり、外から見る以上に広い敷地であることが分かります。 跡地の近くには熊本城があり、景観を保つためにも海抜55メートルより高くできません。 ■ドローンで「熊本城」を見る 実際に本庁舎が整備されると熊本城の眺めはどのようになるのか、その高さをイメージするためにドローンを使って見てみました。 今あるNTTのビルの高さは海抜53メートル。同じくらいの高さまで上がってみると、きれいに熊本城が見えます。後ろには熊本城ホールの展望デッキがあり、どちらの眺望も阻害しない工夫も求められます。 この眺望と立地で、大西市長が言う「街づくりの起爆剤」となるのでしょうか。 ■議員・市民の懸念 “急速”に進む建て替え議論 これまで、建て替えをめぐり急速に話が進むことに危機感を示す議員もいました。