「優勝　昇格」と書かれた絵馬とともに筥崎宮を訪れるB2ライジングゼファー福岡の選手ら

　バスケットボール、Bリーグ2部（B2）のライジングゼファー福岡が26日、福岡市の筥崎宮で必勝祈願を行い、選手やクラブ関係者25人がB2優勝と1部（B1）昇格を誓った。チームは10月5日にアウェー鹿児島戦で開幕。同12日には照葉積水ハウスアリーナ（福岡市）で熊本とのホーム開幕戦を迎える。 ■一丸で快進撃！仲良し自撮り14ショット【写真】 　210センチのジョシュア・スミスら大型サイズの選手を補強した福岡は、今季初の公式戦となった21日の天皇杯全日本選手権4回戦でB3岐阜に78―71で勝利。22日の5回戦はB1秋田に72―88で敗れた。昨季滋賀のB1昇格に貢献し、今季福岡に加入した大黒柱の「JB」ことジャスティン・バーレルが第1クオーターに左足首を負傷し、交代。26日の必勝祈願には参加したものの復帰まで1カ月程度かかる見通しで、浜口炎監督は「（10月5日の鹿児島との）開幕には全然間に合わないので我慢しながら戦っていく。長いシーズンにけがは絶対つきものなので、プラスに捉えてチームとしてステップアップできるようにしたい」と日本人選手の底上げを誓った。 　秋田戦ではバーレルが出場した約5分間は堅い守りからの速攻でB1チームを圧倒。バーレルが抜け、スミスら他の外国人選手もベンチに下がった時間帯は苦戦を強いられながらも、ポイントガードの中村太地がむチームトップの22得点をマークするなど、日本人選手が機動力と外角からのシュートなどで奮闘した。寒竹隼人主将は「秋田戦で日本人選手5人が体現できたアグレッシブなプレーを、外国籍選手がいるときにもやれば、自分たちが目指すバスケができると確信できた。毎試合守備を激しくやり、インサイド（ゴール下付近）のアドバンテージを生かすバスケができるように頑張っていきたい」と思い描く。 　寒竹は25日にみずほペイペイドームでプロ野球ソフトバンクの試合とリーグ優勝のセレモニーを観戦。「ホークスを誇らしく思ったり、みんないい笑顔で楽しそうな雰囲気だった。僕たちも（B2）優勝して、見にきてくれるみんなを幸せにしたいし、誇らしいと思ってほしい」と誓った。