【ごはんが進むワンプレートレシピ】 スーパーでせせりを発見したらこれ! せせりのチンジャオロースのっけ
のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。 【画像】絶品 “のっけごはん” レシピ(全31品)の画像を一気見! きょうの当番は、しらいさん。
vol.72 せせりのチンジャオロースのっけ
せせりは鶏の首まわりのお肉。1羽からほんの少ししかとれない稀少部位です。 2年ほど前に福井県の大野を旅したときに、「おおみ」という鶏焼肉のお店で衝撃のおいしさのせせりをいただいて、せせりファンに。でもいかんせん、貴重な部位なので、中々スーパーで見かけることありません。 ところが、先日、近所のスーパーでせせりを発見! まずは塩焼きで楽しんだあと、次の日はチンジャオロースに。適度な弾力といい感じの脂……やっぱりせせりっておいしいわぁ。 ■材料(2人分) ・せせり:200g ・ピーマン:2個 ・エリンギ:1/2pc ・生姜千切り:1片 ・ごはん:適量 ・サラダ油:適量 [下味] ・塩小さじ:1/4 ・酒、片栗粉、米油:各大さじ1 [合わせ調味料] ・水:1/2カップ ・醤油、オイスターソース、黒酢:各大さじ1 ・砂糖、ごま油:各小さじ1 ・塩:少々 ■作り方 (1) せせりは棒状に切り、下味をもみこむ。ピーマン、エリンギも棒状に切る。 (2) フライパンにサラダ油と生姜千切りを入れて強めの中火で熱し、せせりを炒める。 (3) せせりの色が変わったら、ピーマンとエリンギを加える。全体がしんなりしたら合わせ調味料を入れて全体を混ぜ、とろみがでたら火をとめる。 (4) (3)をごはんにのっける。 この下味とあわせ調味料はチンジャオロースの基本の味つけですので、せせりの代わりに鶏むね肉、豚もも、もちろん本家本元、牛もも肉にもお使いください。 一昨日のトマト麹、白央さんの仰る通り、羊肉に合います。その時はクミンを入れるとさらにおいしくなるかと。 おいしいもののっけ隊(隊員2名) 白央篤司(はくおう あつし) 「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。 しらいのりこ お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
しらいのりこ