遺骨を残したまま突如閉鎖…事実上の経営破綻にもかかわらず新規契約を結び"約200万円"をだまし取った疑いで宗教法人の代表ら3人が書類送検 北海道札幌市
UHB 北海道文化放送
札幌市で遺骨を残したまま、納骨堂が突如閉鎖した問題。 事実上、経営破たんしていたにもかかわらず、客と契約し、現金をだまし取っていたとして、運営する宗教法人の代表ら3人が、詐欺の疑いで書類送検されました。 詐欺の疑いで書類送検されたのは、札幌市東区で納骨堂「御霊堂元町」を運営していた宗教法人「白鳳寺」の代表の男ら3人です。
3人は2022年8月、事実上経営破たんに陥っていたにもかかわらず、客2人と新規の契約を結び、現金約200万円をだまし取った疑いが持たれています。 納骨堂をめぐってはその後、中に遺骨を残したまま突如閉鎖。 土地と建物は市内の不動産会社に落札されていました。 「閉鎖から1年半ほど経過。今も内部には多くの遺骨が残ったままだということです」(福岡百記者) 利用者へ遺骨を引き取りに来るよう呼びかけられていましたが、支払ってきた費用の返還などをめぐり調整がつかず、現在も一部の遺骨は残されたまま。
しかし、かつての利用者は、事態が動いたことを大きな前進と捉えています。 「お骨だけ返してもらえばいいと思っていたが、やはり責任を取ってほしいとずっと思っていた。すっきりした」(納骨堂の元利用者)
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