【毎日書評】副業をはじめたいなら、誰でも自分のなかにある「ネタ」を見つけること
『副業アイデア逆引き事典 どんなネタでも副収入! 驚きの発想とすごい売り方77』(戸田充広 著、日本実業出版社)の著者は、“趣味起業コンサルタント”として「趣味を仕事にする」ためのサポートをしているという人物。 たしかに、企業や副業で収入を増やしたいと思っている人は少なくなさそうです。とはいえ、「私には無理だろう」と思って行動に移さない人も多いのではないでしょうか。しかし著者は「趣味副業コンサルタント」として活動を続けるなかで、しっかり成果を出して稼いでいる人をたくさん見てきたのだといいます。 なお、そういう人たちには共通点があるようです。それは、「絶対できる!(絶対やる!)」と信じ込んで(いい聞かせている)点。わかる気もしますが、「たしかにそうかもしれないけれど、だからといってできるとは思えない」と感じる人もいそうではあります。 そこでお伝えしたいのが「ぶさいくスタート」という考え方です。これは、あなたが何かのスキルを活かして収入を増やしたいと思ったとして、必ずしもそのスキルを磨き切らなくてもいい、整う前に、つまりまだ「ぶさいく」な状態のままでスタートを切っていいんですよ、という考え方のことです。(「はじめに~極めなくても、副収入は作れる! ぶさいくスタートの心得~」より) たとえば、「水彩画」で収入を増やしたいと思っていても自信がなかったのだとしたら、「もっと上手にになってからにしよう」と考えるのは当然のこと。 しかし、自分よりももっと前の段階にいる“超初心者”に対してであれば、「筆の選び方」「絵の具の混ぜ方」「画用紙の選び方」「下書きの鉛筆の使い方」といったことは教えられるはず。そこで、まずは超初心者向けの教室を始めればいいという考え方です。 そうやって「ぶさいくスタート」を切った上で、少しずつ収入を増やしながら、水彩画の腕も磨いていけばいいのです。(「はじめに~極めなくても、副収入は作れる! ぶさいくスタートの心得~」より) しかし、「そもそもネタがない」という方もいらっしゃるかもしれません。そこできょうは第1章「誰でも副収入は作れる! あなたの中に眠るネタを見つけよう」に焦点を当ててみたいと思います。