侍ジャパン・井上温大、今年MLBドラフト全体1位の強打者警戒「広く攻めていかないと」初戦先発の大役
◇11日 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」 前々日練習(バンテリンドーム) 日本の初戦で先発する侍ジャパン・井上温大投手(23)=巨人=が11日、バンテリンドームナゴヤで調整。マウンドから変化球も交えて37球のピッチングをし、「コンディションはバッチリです」と話した。 オーストラリアの分析も進めている。「長打力がある選手が多い。セーフティーとか小技も使ってくる印象があるので、見ながら準備したい」。警戒する選手は「バザーナ選手」と今年のMLBドラフトで全体1位指名された選手を挙げ、「強打者なので、インコースを低めに使いながら、広く攻めていかないと」と語った。 本番を目前に控えた心境も語った。緊張かワクワクかの問いに「ワクワクです。侍ジャパンに選んでもらって光栄ですし、初戦任されるっていうのはすごく責任を感じるので、意気に感じて投げていけたら」と明るい表情で話した。そんな左腕に吉見投手コーチは「堂々と投げるのが彼の良さ。インコースを平気で投げ込める度胸は素晴らしい」と信頼を口にした。 今年大成長を遂げ、代表の開幕投手にも選ばれたシンデレラボーイは「(1年前は)想像できなかった。でも今季積み上げてきたものが評価してもらえたので、期待に応えたい」と力強く意気込んだ。
中日スポーツ