<春に挑む・東海大菅生センバツへ>選手紹介/4 小山凌暉内野手(1年) 多彩な力、好機つかむ /東京
◇小山凌暉(りょうき)内野手(1年) 内外野はもちろん捕手まで、あらゆるポジションをこなす高い能力の持ち主だ。「ここぞというとき何とかしてくれる」と若林弘泰監督の評価も高い。 「ここでチャンスをつかむ」。昨年秋の都大会を前に、気合を入れた。試合当日は普段より1時間早い午前5時半に起き、バッティングの自主練習をして臨んだ。 予選では、同学年の正捕手・福原聖矢に代わってマスクをかぶり、その後は外野に回った。8試合で14安打15打点と打ちまくり、優勝に貢献し、センバツでは1桁の背番号を勝ち取った。 中学時代は投手として138キロを投げ、強肩捕手としてもならし、1試合の中で入れ替わることもあった。さまざまな役割をこなして視野が広がり、打者として相手投手との駆け引きに生きている。 3歳上の兄翔暉(しょうき)さん(亜細亜大)は東海大菅生1年の夏に甲子園に出場した。「おれの分まで打ってこい」と送り出された。【林田奈々】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… 「失敗を恐れず楽しみたい」。右投げ左打ち。165センチ70キロ 〔都内版〕