19年連続シードの東洋大 酒井俊幸監督「再建の一歩刻めた」10区の岸本は区間賞/箱根駅伝
◇第100回箱根駅伝(東京・大手町←→神奈川・箱根町/10区間217.1km) 第100回箱根駅伝が行われ、青学大が2年ぶり7回目の優勝を果たした。前回10位の東洋大は10時間52分47秒で4位に入り、継続では最長となる19年連続シード権を獲得した。 第100回箱根駅伝総合、往路、復路成績&区間賞をチェック! 鉄紺のプライドがタスキにこめられていた。11月の全日本大学駅伝では過去ワーストの14位からの逆襲だった。1区で九嶋恵舜(4年)が区間15位も、2区の梅崎蓮(3年)が区間6位と巻き返す。4区ではエースの松山和希(4年)が区間2位で、往路は4位に入った。 復路は前を猛追。城西大を21秒差まで追い詰めた。9区・吉田周(2年)が区間2位、10区の岸本遼太郎(4年)が区間賞。岸本は「やっと東洋大のユニフォームを着て走れて、最高の舞台で良い走りができました」と笑顔を見せ、「次は自分が引っ張っていけるように。トップ3とは言わず優勝を目指していきたい」と力強く語る。 酒井俊幸監督は「学生たちが昨年の10位から、チームを信じてよく頑張ってくれました。区切りの大会で再建となる一歩を刻めたと思います」と話し、北陸地方の震災にも触れ、「合宿でお世話になっているところも被害を受けています。走ること少しでも力になれれば」。 悔しさを乗り越えて再び強さを示した鉄紺軍団。再び頂点に立つために、挑戦を続けていく。
月陸編集部