天皇皇后両陛下、2度目の被災地お見舞いを終え帰京
日テレNEWS NNN
天皇皇后両陛下は、2度目の能登半島地震の被災地お見舞いを終え、12日夜、帰京されました。 天皇皇后両陛下は、石川県穴水町と能登町へのお見舞いを終え12日夜、羽田空港に到着されました。 両陛下は、12日午前、機材トラブルのため1時間遅れて能登空港に到着したあと、ヘリコプターで穴水町に入られました。 半数近い店舗が全半壊した商店街では、営業している美容院に近づかれ、「大変でしたね。大丈夫でしたか」と予定外の声かけもあったということです。 続いて大勢の町民らが出迎えるなか、避難所を訪問されました。 腰を落として被災者一人ひとりと目を合わせ「大変でいらっしゃいましたね。おけがはないですか」などと声をかけられました。 米田吉朗さん(76)「やっぱり優しい人。泣けてきたというか、本当に心から心配していただけました」 穴水町を出発する前には、土砂崩れで8歳と11歳の子どもも含む16人の命が奪われた地区に向かって深く頭を下げられました。 続く能登町でも大勢の町民が迎えると、両陛下は手を振って応えられました。28世帯43人が今なお避難生活を送る中学校で、被災者を見舞ったあと、両陛下は、4.7メートルの津波が襲い建物被害の大きかった白丸地区を訪問されました。1人が亡くなったこの場所でも深く頭を下げられました。