パドレス左翼手が「ファンをからかった」米記者が“伏線”指摘 ドジャースタジアムで「物を投げ込まないで」異例の事態に
ドジャースタジアムで行われたドジャースとパドレスの地区シリーズ第2戦は、パドレスが10‐2で快勝したが、7回に観客が起こした騒動で試合が一時中断するハプニングが起きた。 【動画】観客からボールが投げ込まれ激怒!球場が騒然となるシーン 7回裏のドジャースの攻撃が始まる直前だった。左翼席の観客からボールが投げ込まれ、左翼手のジュリクソン・プロファーが激怒。その後も物が投げ込まれる事態に発展した。試合は約10分間中断し、場内には「フィールドに物を投げ込まないで」というアナウンスまで流され、球場は騒然となった。 “伏線”はあった。米メディア『MLB.com』のマーク・シェルドン記者は記事の中で「初回、ジュリクソン・プロファーが左翼席に手を伸ばしてムーキー・ベッツの本塁打を奪い、その後ファンをからかった」と伝えた。 初回、ベッツの打球は左翼席へ吸い込まれそうになったが、観客とボールを取り合うようにして、プロファーが見事にキャッチ。その後、スタンドにいるファンを見つめ、ピョンピョンと跳ねながら、からかうような仕草を見せた。 また、6回には、ドジャース先発のジャック・フラハティがフェルナンド・タティスJr.に死球を与えると、続くプロファーは捕手のウィル・スミスと口論になった。 そして、プロファーのバント安打の後、フラハティがマニー・マチャドを空振り三振に切って取ると、声を荒げる場面があり、その裏のドジャースの攻撃では三塁のマチャドとベンチにいたフラハティが互いに激高しながら言い争うシーンも見られた。 大荒れな試合展開に同記者は「ドジャースとパドレスのライバル関係は単に地理的な問題や地区内の問題だけではないということを改めて思い知らされた。それはまた、互いの嫌悪の歴史に満ちているのだ」と紹介している。 ライバル同士の一戦は1勝1敗となり、8日(同9日)からパドレスの本拠地ペトコ・パークで第3戦が行われる。リーグ優勝決定シリーズ進出をかけた戦いで先に王手をかけるのはどちらのチームなのか、激しい戦いが予想される。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]