超ギリギリ…? U-23日本代表、パリ五輪メンバー当落線上の選手(3)アメリカ遠征でアピール不足? 平河と特徴が被るか
今月開幕するパリ五輪(パリオリンピック)に臨むサッカーU-23日本代表のメンバーが3日に発表される。18人という狭き門をくぐり抜ける難易度は決して低くなく、当然ながら選出ぎりぎりのラインにいる選手も多い。今回は、最終メンバーの当落線上にいる主な選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:三戸舜介(みと・しゅんすけ) 生年月日:2002年9月28日 所属クラブ:スパルタ・ロッテルダム(オランダ) 23/24リーグ戦成績:18試合2得点0アシスト “常連組”の一人だった三戸舜介も、パリ五輪に行けるかどうか微妙なラインにいると言えるだろう。 2023年にはアルビレックス新潟でベストヤングプレーヤー賞を受賞し、2023年12月にはオランダ1部・エールディヴィジのスパルタ・ロッテルダムへ完全移籍。2023/24シーズンは公式戦19試合に出場して2ゴールをマークし、一定の活躍を見せることはできた。 しかし、海外組の三戸はU-23アジアカップの最終メンバーに選ばれず、パリ五輪の切符を勝ち取ったチームを外から眺めることに。本大会直前の代表選考の場となった6月のアメリカ遠征には招集されたものの、充実の出来だったクラブの同僚・斉藤光毅と比べると、どうしてもインパクトに欠けるプレー内容だった。 佐藤恵允と同様にサイドを主戦場とする三戸にとって、ポジションが被る直接のライバルは多数存在する。特に強力なライバルとなり得るのが、快足アタッカーとしてJ1リーグ首位の町田を支える平河悠だ。171cmの小柄な体躯を生かした切れ味鋭いドリブルが武器の平河と、同じくサイドを切り崩すプレーを得意とする164cmの三戸は、どうしてもスタイルが被ってしまう。 U-23アジアカップで攻めの強力なオプションとなれることを証明した平河がポジション争いを一歩リードしていると見るのが自然であり、アメリカ遠征でアピールしきれなかった三戸が大岩剛監督の選択肢から外れる可能性は否定できない。
フットボールチャンネル