メインを任された璃久が「バズるKOで締めたい。覚悟を持って藤村さんとバチバチやる」、藤村も「自然にKO決着になる」【Krush】
また璃久は「武尊選手のKrushのタイトルマッチを見た時に、すごいなと思った。会場で見たわけではないが、画面越しからでも後楽園が揺れているのが分かる。それくらいKrushって熱いものじゃないとあかんかなと思う。トーナメントということもあってメインにしてもらって、情けない試合は絶対に見せられない。命をかけてやっているのは選手全員やし。いろいろなものを犠牲にしてやっているから、Krushという舞台でやるなら壊し合いではないが、人生かけて、一戦一戦やろうかなという感じ」と武尊の試合を引き合いに出し、激闘を誓った。 藤村も「Krushのリングでメインをやらせてもらうということは、自然にKO決着とかそういった展開になると思っている」、セミファイナルの小田は「今回、このトーナメントの中でも僕らがセミで、璃久選手と藤村選手がメインという形だが、この2つがメインだと思っている。Krushの中で倒し合いというものをこの2試合でしっかり魅せたい」、森田も「自分も倒すか倒されるかという気持ちで挑むので、楽しみにしてもらえれば」とそれぞれ「倒すか倒されるか」の戦いを見せる気概を口にした。
宮田充プロデューサーは「この4人でトーナメントをやることでKrushの№1が決まる。K-1の№1は和島君だったが、オウヤン・フェンに変わり、和島君は年内に復活できるのかというところだが、和島君とこの4人がK-1グループの日本人の柱だと思っている。明日はタイトル戦を組めなかったし、チケットが完売しているとか景気のいい話は出せてないので、正直厳しいかと思うが、Krushの一番最初の厳しい時期は(客の入りが)6割くらいの時もあった。そういうところで来てくれたお客さんにベストを見せて、そのお客さんがまた見に来てくれて、違う階級の選手も刺激を受けていい試合をして札止めになったりもした。会場に見に来れなくてもABEMAとかU-NEXTでKrushの中継を楽しみに見てくれるお客さんは必ずいるわけで、そういうお客さんに向けて、いつも以上のものを見せるということは変わらないと思う。5月、8月で“人生変えてやる”ではないが、K-1の70kgには世界からそうそうたるメンバーが集まっている。7月7日にK-1王者が決まるが、8月にKrush王者になれば、下半期にその相手として呼ばれることは間違いなくあると思う。70kgは世界に届く、世界に一番つながっている階級なので“世界中のプロモーターが注目している”というくらいのつもりで心してベストの戦いを見せてほしい。小さな勝ちもいいが、思い切りやっていい試合をすれば、負けた選手には海外からも話は来る。後楽園を飛び出して、K-1、世界、その向こうに届くような試合をどの選手にも期待している」などと檄を飛ばした。