トランプ氏、イラン特使にグレネル氏検討 元国家情報長官代行=関係筋
Trevor Hunnicutt Steve Holland [ワシントン 11日 ロイター] - トランプ次期米大統領は、リチャード・グレネル元国家情報長官代行をイラン特使に起用することを検討している。政権移行計画に詳しい関係者2人が明らかにした。 トランプ氏は、イランの核開発を阻止するために新たな制裁を科すのか、外交交渉を進めるのか、あるいはその両方を行うのかなど、イランに関する人事や戦略について明らかにしていない。 トランプ氏のチームもグレネル氏もコメントの要請には応じなかった。 トランプ氏が側近の1人をこのような役職に就かせることは、イランとの話し合いに前向きであるというシグナルを送ることになる。司法省は11月、大統領選挙中にトランプ氏を暗殺する計画にイランが関与したと発表したが、イランはこれを否定している。 ある関係者によれば、グレネル氏は関係国と協議し、交渉の可能性についてイラン政府の意向を探る役割を担うことになるという。 グレネル氏は、トランプ前政権下で駐ドイツ大使、セルビアとコソボの和平交渉の大統領特使、国家情報長官代行を務めた。