石破内閣が本格始動 裏金議員の“重複”認めない案も
日テレNEWS NNN
発足から一夜あけ石破内閣が本格始動します。石破首相は2日朝、アメリカのバイデン大統領と電話会談を行いました。 外交手腕は未知数と言われる石破首相ですが早速、バイデン大統領との電話会談を行いました。終了後には、「話が弾んだ」と手応えを口にしました。 石破首相「日本の防衛力強化についても額もそうでありますが、中身の充実あるいは日米間の連携の強化ということについても私からお話をいたしたところであります」 石破首相は「岸田総理との間で強化された路線を引き継ぎ日米関係をさらに強化していく」と強調しました。また、石破首相が改定に意欲を示している日米地位協定については、2日朝の会談では「具体的には踏み込まなかった」と話しました。 一方、石破内閣の大臣たちは2日朝から引き継ぎを行っています。 武藤新経産相「(責任は)重いですか? しっかり受け取ります」 斎藤前経産相「1トンくらいあるから」 武藤新経産相「ありがとうございました。お疲れさまでした」 こうしたなか、石破首相が直面するのは、いわゆる裏金議員の公認問題です。 自民党内ではこれまでに裏金議員に公認を出さない「非公認」とすることは見送る一方、比例代表での重複立候補を認めない案が浮上していることがわかっています。また、公認を出す条件として「裏金問題について説明を尽くす」との書面を提出することを求める方向で調整が進んでいます。 この理由について、ある自民党幹部は「既に処分は一度決まっていて金額で線を引くことはできない」と述べています。 一方、旧安倍派議員を中心に反発が出ています。ある旧安倍派の中堅議員は「本当だとしたらとんでもないことだ」と、別の議員は「深刻な党内分断を生むだろう」と述べています。短期決戦となるなか、石破首相には難しい判断が迫られています。