「デューン」の世界がさらに拡大!“ベネ・ゲセリット”誕生を描くドラマシリーズ「Dune: Prophecy」の特報映像が公開
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がティモシー・シャラメを主演に迎え、多くのSF作品に影響を与えたフランク・ハーバートの伝説的SF小説の映画化に挑んだ「デューン」シリーズ。すでに小説「デューン 砂漠の救世主」を原作とした『DUNE Messiah』の製作も決定している本シリーズに、新たに加わるドラマシリーズ「Dune: Prophecy」の特報映像が公開された。 【写真を見る】ポールの母レディ・ジェシカもメンバーのひとり。秘密結社“ベネ・ゲセリット”とは フランク・ハーバートの息子であるブライアン・ハーバートとケビン・J・アンダーソンが2012年に発表した小説「Sisterhood of Dune」を原作とした本作の舞台は、映画版で描かれた物語の1万年前。ヴァリヤ・ハルコンネンとトゥーラ・ハルコンネンの姉妹が人類の未来を脅かす勢力と戦い、後に“ベネ・ゲセリット”となる秘密結社を創設していく姿が描かれていく。 ヴァリヤ役はこれまでアカデミー賞に2度ノミネートされている英国の名女優エミリー・ワトソン。トゥーラ役には同じく英国出身のオリヴィア・ウィリアムズ。共演にはマーク・ストロングやインディラ・ヴァルマ、ジェシカ・バーデンらが名を連ね、ショーランナーと製作総指揮はNetflixのドラマシリーズ「オルタード・カーボン」でもショーランナーを務めたアリソン・シャプカー。 また映画シリーズで脚本を務めたジョン・スパイツや『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(21)の脚本家スコット・Z・バーンズ、クリストファー・ノーラン作品のプロデューサーを務めてきたジョーダン・ゴールドバーグ、さらに原作者のブライアン・ハーバートらが製作総指揮を務める。MAXとレジェンダリー・テレビジョンが共同製作を行ない、北米ではこの秋よりMAXにて全6話で配信予定。日本への上陸は現時点で未定となっている。 「デューン」の映画シリーズの第2作として今年3月に公開を迎えた『デューン 砂の惑星PART2』(公開中)は全世界興収7億ドルを突破し、現時点で2024年最大のヒット作となっている。日本では現在、全国9館のIMAXで再上映が行われており、5月24日(金)からは丸の内ピカデリーのDolby Cinemaでも再上映がスタート。今後ますます拡大を続ける「デューン」シリーズ。いまのうちに大スクリーンで圧倒的な映像世界を体感しておこう。 文/久保田 和馬