〈とやま衆院選2024〉県内11氏出馬予定
15日公示、27日投開票の衆院選で、富山県内の3選挙区は、11人が立候補を予定している。 1区は、自民前職の田畑裕明氏(51)=富山市北代=、無所属前職の吉田豊史氏(54)=同市西長江3丁目=、立憲民主新人の山登志浩氏(44)=同市永楽町=、維新新人の浅岡弘彦氏(61)=同市平吹町=、共産新人の青山了介氏(49)=同市秋吉=の出馬が確実視されている。 2区は、自民前職の上田英俊氏(59)=入善町入膳=、立民新人の越川康晴氏(60)=魚津市釈迦堂1丁目=、共産新人の泉野和之氏(67)=立山町野沢=となる見込みだ。 3区は、自民前職の橘慶一郎氏(63)=高岡市中川上町=に、共産新人の坂本洋史氏(54)=射水市塚越=と国民民主新人の大久保光太氏(46)=同市南太閤山=が挑む構図になるとみられる。 ●公明、田畑氏の推薦決定 公明党は13日の中央幹事会で、15日公示の衆院選で、富山1区の自民前職、田畑裕明氏を第5次推薦候補とすることを決定した。富山県内選挙区は2区の上田英俊氏と3区の橘慶一郎氏を含め、自民前職3氏全員が公明から推薦を受けることとなった。 公明の推薦を巡っては、9日に発表された第1次候補に上田、橘両氏が選ばれた一方、田畑氏は「政治とカネ」の問題で批判が集まったことが影響し、第4次まで見送られていた。 公明県本部の佐藤則寿代表は、11日に自民県連から再度田畑氏の推薦依頼があったことを重く受け止めたとし「まずは政治の信頼回復へ、田畑氏には原点に立ち返り、政治改革の先頭に立っていただきたい」と求めた。自民県連の宮本光明幹事長は「非常にありがたい。選挙に向けてしっかりと取り組む」と述べた。