健康を考えた減塩レシピ(3)「鶏もも肉の南蛮和え定食」 山梨学院短大の学生が考案
健康をテーマに「減塩」について考える第3弾。 山梨県民は男女ともに全国平均を上回る食塩を摂取していて、県は1日8グラム未満の目標を掲げています。 【写真を見る】健康を考えた減塩レシピ(3)「鶏もも肉の南蛮和え定食」 山梨学院短大の学生が考案 そこで塩分を抑えたレシピを山梨学院短大の学生たちが考案してくれました。 きょうは旬な野菜と様々な食感が楽しめる減塩定食です。 考えてくれたのは食物栄養科の2年生中村稜さんです。 「きょう紹介するのは鶏もも肉とごぼうの南蛮です。麦ごはんとバター香る味噌汁が付きます」 メイン料理の材料です。 「ゴボウは食物繊維が豊富なので積極的にとっていきましょう」 調理開始! 一口大に切った鶏もも肉に酒を注ぎ揉みこんでおいておきます。 「鶏もも肉は酒で揉みこむことで柔らかくなります」 ゴボウは、包丁の裏で表面をこすり落とし棒状にカットします。 「ゴボウは皮の部分に栄養が詰まっているので皮は軽く落とすくらいで大丈夫です。水にさらすことであくを抜くことができます」 フライパンにごま油を入れゴボウを炒め、一度取り出します。 今度は酒に付けていた鶏肉に片栗粉をまぶして焼き、水を入れて蒸し焼きに。 中まで火が通ったら減塩しょうゆ、酢、砂糖で作ったタレを絡めます。 「酢を使うことで塩が少なくても味を感じることができます」 一度取り出したゴボウと茹でておいた絹さやを入れて炒め、1品完成です。 次は味噌汁です。 かつお節でだしを取ります。 「市販の顆粒だしより塩分を抑えられる」 だし汁にサツマイモとタマネギを入れ柔らかくなったら火を止めて減塩味噌と無塩バターを溶かし入れます。 「バターを最後に入れることでコクと風味が残りいつもと違った味噌汁を楽しめます」 最後に別に茹でていたほうれん草を入れ、こちらも完成。 残しておいたほうれん草にだし汁と減塩しょうゆをかけだしをとった鰹節をのせれば副菜もできます。 バランスのとれた定食が完成しました。 「減塩しつつ満足感のあるものに仕上げたので美味しい」 管理栄養士の青木慎悟先生は減塩のポイントとして野菜をとるよう呼びかけます。
山梨学院短大青木慎悟准教授: 「栄養素としてはビタミンやミネラルがとれますし血圧との関係だとカリウムというミネラルがたくさん含まれていて身体にたまったナトリウム食塩の排泄を促すということで高血圧の予防にもカリウムをしっかりとることも大切」
テレビ山梨