【速報】斎藤知事「しっかり調査に臨みたい」パワハラ疑惑で証人尋問が8月30日に決定 側近3人離れる異例事態に「原因や背景は様々ある…組織でカバーしたい」辞職は改めて否定
兵庫県の斎藤元彦知事(46)のパワハラ疑惑などを調査する4回目の「百条委員会」が行われ、知事の証人尋問が8月30日に決まりました。これを受けて斎藤知事は「しっかり調査に臨みたい」などとコメントしました。 (兵庫県・斎藤元彦知事) 「知事として証人尋問に、8月30日に百条委員会に呼ばれることが決まったというふうに受け止めています。しっかり調査に対応させていただきたいというふうに考えています。本件文書に関係すること含めて、どういったことが8月30日に質疑の中で質問されるかはこれから判明するので、それを踏まえてしっかり対応したいと考えます」 さらに知事の側近3人が体調不良などで現場を離れる異例の事態について、次のように話しました。 「体調不良はプライバシー、原因や背景は様々あると思う。県庁という組織ですから、必要な職務環境、労働安全衛生法に基づいてしっかりやっていると思う。労働環境はきちっと対応しているが、まずは仕事は退職や体調不良で離れても、組織としてカバーしながらやっていきたい」 そのうえで改めて辞職については否定しました。
知事ら11人に証人尋問へ
兵庫県の斎藤元彦知事(46)をめぐっては、今年3月に県の元幹部(60)がパワハラ疑惑などを告発。知事は当初否定していましたが、文書の内容に一部事実があったことが判明し、百条委員会で調査が行われています。 2日開かれた4回目の委員会では、パワハラ疑惑に関する証人尋問の日程などが協議され、知事に8月30日の証人尋問への出頭を求めることや、ほかに県の職員ら10人に出頭を求めることが決まりました。
一部職員の証人尋問は非公開
一部の職員らへの証人尋問については非公開とし、公開される尋問についても、パーティションで区切れるなどしてプライバシーへの配慮が行われることも決まりました。 さらに、知事や職員に対しても今回の疑惑に関係する資料の提出も求めることも決まりました。
告発文書に当初「「事実無根、ウソ八百」と発言
兵庫県の斎藤知事をめぐっては、今年3月、県の元幹部(60)が報道機関などに文書を配布してのパワハラや“おねだり体質”などの疑惑について告発し、斎藤知事は当初「事実無根、ウソ八百」などと否定。 元幹部は4月に県の公益通報窓口通報しましたが、県は告発文書について「核心的な部分は事実でない」と、県は今年5月に元幹部を停職3か月の懲戒処分にしました。しかし、文書の一部に事実があったことが判明し、疑惑を調査するため51年ぶりに百条委員会が議会に設置されました。 百条委員会での調査が進められる中、7月7日、告発文書を作成した元局長が亡くなりました。 これまでに百条委員会には、告発した元幹部が残した陳述書や上郡町を訪れた斎藤知事が、特産品のワインについて関係者らと交わしたやり取りされた際の音声データなどが提出されていました。