北野武が監督・脚本・主演「Broken Rage」全キャスト発表 劇団ひとりら人気芸人たちが北野組初参加
北野武が監督・脚本・主演を務め、浅野忠信、大森南朋が共演するAmazon Original映画「Broken Rage」の全キャストが発表され、中村獅童、白竜、仁科貴、佳久創、劇団ひとり、長谷川雅紀(「錦鯉」)、馬場園梓、鈴木もぐら(「空気階段」)が出演していることがわかった。さらに、第81回ベネチア国際映画祭の正式出品作品として、9月6日午後5時(現地時間)から初上映されることを記念し、ポスタービジュアルと場面写真もお披露目された。 【フォトギャラリー】北野武が監督・脚本・主演「Broken Rage」場面写真 本作は、北野監督の構想をもとに、「暴力映画におけるお笑い」をテーマに製作された。前半は、裏社会を舞台に、警察とヤクザの間で板ばさみなった殺し屋が生き残りをかけて奮闘する骨太のクライムアクション。一方、後半は、前半と同じ物語をなぞるコメディタッチのセルフパロディとなっている。日本の配信動画作品がベネチア国際映画祭に正式出品されるのは、初の快挙となる。 ビートたけしが主人公の殺し屋・ねずみを演じる。北野監督作「座頭市」「首」に出演し、「SHOGUN 将軍」で第76回エミー賞の助演男優賞にノミネートされた浅野と、「アウトサイダー」でハリウッド進出を果たし、「Dolls(ドールズ)」「アキレスと亀」「アウトレイジ 最終章」「首」に続いて5度目の北野作品出演を果たす大森が、ねずみを麻薬捜査の覆面捜査官として捜査協力させようとする刑事役を務める。 さらに麻薬売買を取り仕切るヤクザの親分には、「首」で北野作品に初出演した中村、その若頭には、北野組常連の白竜を配した。仁科(「アウトレイジ 最終章」「首」)、佳久(「サンクチュアリ 聖域」)が顔をそろえるほか、劇団ひとり、長谷川、馬場園、鈴木ら人気芸人たちは、北野組に初参戦する。 「Broken Rage」は2025年にPrime Videoで世界配信される。浅野、大森のコメント(全文)は、以下の通り。 ■浅野忠信(井上刑事役) 「『Broken Rage』の台本を初めて読んだ時に今まで見たことない展開に驚き、それと同時に監督の新たな挑戦にご一緒できることに興奮しました!」 ■大森南朋(福田刑事役) 「まずは、再び敬愛してやまない北野武監督の『北野組』に参加出来るという喜びがありました。最初に脚本を読ませていただいた時には、これはちょっと今までにない新たな北野監督の世界だなと感じ、いかに取り組んで行くか頭を抱えましたが、撮影現場では緊張感の中にも笑いのあるいつもの最高の北野組の現場でした」