要職歴任の政策通、加藤勝信氏 横顔と略歴
自民党総裁選に立候補した加藤勝信氏の人物像を紹介する。 旧大蔵省出身で経済や社会保障に詳しい政策通。安倍、菅、岸田政権で要職を歴任した。所属する茂木派を率いる茂木敏充幹事長も立候補し、まとまった支持は得られない見通しだ。 故安倍晋三元首相の側近で、遺志を継ぐのは自分だという意識は強い。手堅い言動が時に「官僚的」とやゆされ、発信力不足と指摘される。義父は安倍氏の父・晋太郎氏の側近だった加藤六月元農相。東京都出身。 【略歴】かとう・かつのぶ 東大卒。大蔵省(現財務省)、衆院議員秘書を経て2003年に衆院初当選。1億総活躍相、自民党総務会長、官房長官、厚生労働相を歴任し、現在は党拉致問題対策本部長。68歳。岡山5区、当選7回。