【卑劣】受験生狙う痴漢 周りの人の”目配り”も大事 受験生ができる自衛策も
■目撃したら加害者を捕まえるのではなく、被害者に声をかけて
周囲の人が被害に気付き行動した場合痴漢行為の9割が止まるという調査もあり痴漢抑止活動センターの松永さんは周りの人の”目配り”も大事だと話します。 【痴漢抑止活動センター・松永弥生代表理事】「必ずしも(加害者を)捕まえなくていいと思います。私は加害者捕まえるのって、私たち一般市民にとってはハードル高い。 でも被害者を助けることはできると思うんですね。具合が悪そうだったり不安そうだったり、泣き出しそうだったら『大丈夫?』、『体調悪いの?』って声かけてあげるとか。だから皆さん、朝の電車でスマホばっかり見るんじゃなくて、ちょっと周りにも目を配ってくださるといいなって思います」 安心して試験に挑めるように…社会全体で”痴漢をさせない”対策が必要です。
■受験生ができる自衛策
受験生狙う痴漢 電車での対策 ・女性専用車両の利用 ・学生服ではなく私服で乗車。可能なら友達や家族と同乗 ・ドア付近ではなく座席近くに立つ(ドア付近は痴漢が囲みやすく、逃走しやすい) 大阪府警は乗り換え客の多い駅で警察官の増員やパトロール強化を予定しています。
■社会全体で受験生を守るには
番組コメンテーターで受験生を迎える側、大阪大学大学院の安田洋祐教授は、対策について次のように述べました。 【安田洋祐・大阪大学大学院教授】「大学ができる対応として、早めに来てしまった受験生に待機場所があれば時間をずらして、通勤・通学の混雑を避けて早めに到着して、そこで待機できるようになっていれば、試験準備ができる。大阪大学ではそういう対応をしていないのであまり大きな声では言えないが、個々の大学がそういう対策を考えるのもいいのでは」 大学、警察、そして周りの目、社会全体で受験生を守っていく、そういう姿勢を痛感します。 (関西テレビ「newsランナー」2025年1月7日)
関西テレビ