フードロス削減を 啓発へしおり作製 高校生NPO法人【岩手】
奥州、一関両市の高校生でつくるNPO法人「YOUTH SDGs SIP」(小野寺悠良理事長)は、フードロス削減を啓発する目的で、フードロス問題を可視化したデザインの本のしおり2種類を作製した。両市すべての高校生にしおりを配布する活動を行っており、同年代の人たちにSDGs(持続可能な開発目標)に関心を高め、当事者意識を持ってもらうよう願っている。 本のしおりは、今月30日の「食品ロス削減の日」を周知する取り組みとして8月に始まった。同法人ではフードロスに積極的に取り組む事業所の社員を講師に迎えた講演会を開催し、講演で語られた将来的な世界の人口増による食糧危機などが起きないよう、高校生に考えてもらおうと制作を考案。読書で常に使ってもらい、フードロス削減とSDGsを身近に感じてもらうのが狙いだ。 しおり(縦15センチ、横5センチ)は2種類。人間が食べる動物(牛、豚、魚など)や野菜などを描いたものと、地球から資源(フード)がはがれていくことを表現した。それぞれ「いざ!サステナブル時代」「捨てることは 壊すこと…」のキャッチコピーを入れた。