2022年2月以降ツアーレベルのシングルスで未勝利だったエルベールが準決勝へ「特別な気分」 [モゼール・オープン/テニス]
2022年2月以降ツアーレベルのシングルスで未勝利だったエルベールが準決勝へ「特別な気分」 [モゼール・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「モゼール・オープン」(ATP250/フランス・メス/11月5~11日/賞金総額63万705ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、ピエール ユーグ・エルベール(フランス)がルカ・バン アッシュ(フランス)との地元勢対決を4-6 6-3 7-5で制してベスト4進出を決めた。 ~モゼール・オープンで地元フランス勢対決を制して4強入りを決めたエルベール選手~ 各セットの序盤に一度ずつブレークしてセットを分け合ったあと、試合を通して20本のサービスエースを決めたエルベールが第3セット4-5から3ゲームを連取して2時間34分で勝利を決めた。 膝の靱帯損傷で長期離脱を余儀なくされていたエルベールは世界ランクを300位以下まで落としており、今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場している。エルベールは昨年の2月以降、今大会を迎えるまでツアーレベルのシングルスで一度も勝つことができていなかった。 「ルカに対して素晴らしい試合ができたと思うから、特別な気分だ。まったく違うプレースタイルの戦いだったけど、何とか勝つことができてうれしいよ。3つのいい試合にすべて勝つことができて準決勝に進出したのだから、特別な1週間だ」とエルベールは試合後にコメントした。 エルベールは次のラウンドで、自国の先輩でもある第3シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-4 6-4で倒す番狂わせを演じて勝ち上がったアレクサンダー・シェフチェンコ(ロシア)と対戦する。 もうひとつの準決勝は、ユーゴ・アンベール(フランス)とファビオ・フォニーニ(イタリア)の顔合わせとなった。第4シードのアンベールが同じメス出身で予選から勝ち上がってきたアロルド・マヨ(フランス)を6-3 7-5で下し、ワイルドカードを得て参戦したフォニーニはディフェンディング・チャンピオンで第6シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を6-1 6-2で退けた。
テニスマガジン編集部