[山口県]山口宇部新歯科衛生士養成学校の校舎完成 来年4月開校へ
山口宇部新歯科衛生士養成学校の校舎が宇部市厚南中央に完成し、落成式が現地で行われた。歯科衛生士の養成学校は県西部では初。下関市伊倉新町の医療法人永孝会(八丁裕次理事長)が整備、運営し来年4月に開校する。 同法人は今年で設立15周年。下関市のゆめシティオレンジ歯科など全国で12の歯科医院や企業内保育園、飲食店などを経営。同養成学校は男性や外国人を含めた多様性のある歯科衛生士の輩出を目指す。卒業後も継続した関係性を保ち、歯科衛生士ライフを全うできるサポート態勢を整える。 定員は1学年34人で3年制。独自のカリキュラムとして、患者やスタッフとの信頼関係を築く「コミュニケーション論」、外国人の患者にも応対できる「歯科英語」、院長をサポートできるように「歯科経営学」などを設ける。受験料は無料で、書類審査と面接のみ。面接はホームページからオンラインで受けることができる。 校舎は鉄筋コンクリート造2階建て。延べ床面積約720平方メートル。1階に実習室やエックス線室、2階に講義室や図書室がある。実習室は歯科治療用ユニット(診療台)9台を備える。 落成式は資料関係者や県議、同法人スタッフら約100人が出席。テープカットで校舎完成を祝った。 八兆理事長は「10年以上前から学校を作れないかと考えていた。ご支援頂いた皆さまに感謝する。より学校が良くなるようにアドバイスをお願いします」と話した。