海外メディアは錦織の格下苦戦に注目報道「なんとか生き残る」「番狂わせの予感広がる」
全豪オープンの公式サイトは「錦織は、相手の元気がなくなる前に崖っぷちに追い込まれた」との見出しを取って試合を速報。「2009年以来、メルボルンパークで初戦敗退のない錦織だが、最初に2セットを許した時、彼には、動揺と絶望感が残された」と錦織の苦戦を伝えた。 記事は「錦織は2018年の全豪オープンを手首の手術で欠場したが、今年は前哨戦のブリスベンでキャリア12度目の優勝を果たし、好調を維持してメルボルンパークにたどり着いた。彼は、この初戦を瞬間的な雑音として扱うだろう。なんとか生き残ったことを今後に最大限に生かし、彼は2回戦のビッグサーバーのイボ・カルロビッチ戦では、より良いスタートが切れるように望むだろう」と続け、最後には「運良く逃れた一戦だが、マイクシャクの名前は、錦織のレーダーに常に記録されるだろう」とも記した。 ATPツアー公式サイトは、「錦織、2セットダウンから盛り返す」との見出しで、錦織の2回戦進出を伝えた。 記事は「ポーランドのマイクシャクは最初の2セットで錦織を相手に人生最高のプレーを見せた。23歳は、コートの隅からウィナーを叩き出し、錦織の攻撃的なプレーに抵抗を見せ、信じられないことに世界176位の選手が勝つところだった」と、番狂わせの可能性があったことを報じた。 「予選上がりでグランドスラムデビューのポーランド選手(のマイクシャク)は第8シード(の錦織)を6-3、7-6でリードし、マーガレットコート・アリーナのファンに番狂わせの予感が広まった。だが、状況はすぐに変わり、彼は足と手に痙攣を起こし、ボールを追いかけるのを止め、ゲームを取れなくなった。錦織は集中をキープし、約3時間後にマイクシャクが棄権し、(2回戦に)駒を進めた」と試合経過を伝えた。 冷や汗発進の錦織の今後にもメディアの注目が集まるだろう。