【広島】3年目の新星がプロ2打点目で初の適時打「めちゃくちゃ緊張してます」初のヒーローインタビューも経験
◆JERAセ・リーグ 阪神0-1広島(11日・甲子園) 広島の新星・田村が3年目で初の決勝打を放った。0―0の9回2死二塁。ライナーが前進守備の中堅手の頭上を越えた。プロ2打点目で、初の適時打となった。 過去3試合は11打数2安打。その2安打も左前。「逆方向にしか打球が飛ばなかったので、小さい動きにした」。試合前に特打を行ってフォームを修正。阪神・ゲラの155キロの速球をジャストミートし、適時三塁打とした。4連敗の後は2連勝とした新井監督は「元々は速い真っすぐに振り負けない選手」と田村の修正能力を称賛した。 愛工大名電3年夏の甲子園に3番・投手で甲子園に出場。1回戦で東北学院に敗れたが、本塁打を放った。ただ、コロナ禍で、観客は応援団だけ。「高校の時は(一般の)お客さんがいなかったので(プロは阪神ファンの)“圧”がすごいな、と感じました」。このカードがプロ初の甲子園で、初のヒーローインタビューも経験。「めちゃくちゃ緊張してます」と初々しく笑った。(井之川 昇平)
報知新聞社