歌舞伎役者の名入り看板ずらり、大入りの師走願い「まねき上げ」…京都・南座
古都に師走の訪れを告げる京都・南座の歌舞伎公演「吉例顔見世(かおみせ)興行」(12月1~22日)を前に、出演する役者名を書いた看板を劇場正面に飾る「まねき上げ」が26日、行われた。 【動画】京都・南座で「まねき上げ」
お目見えしたまねき(縦1・8メートル、横30センチ)は59枚。「隅々まで大入りに」との願いを込め、太く丸みを帯びた「勘亭(かんてい)流」と呼ばれる書体で役者名が記されている。
この日取り付けたのは、最後の一枚となる人間国宝・片岡仁左衛門さんのまねき。劇場関係者らが清めの塩をまき、手締めを行った。南座の小林雄次郎支配人(52)は「伝統ある劇場で歌舞伎の素晴らしさを知ってほしい」と話した。