【MLB】ヤンキース・ブーン監督 有望株ドミンゲスに「大きな役割」を期待 ポジションはソトの動向次第か
日本時間11月12日、ヤンキースのアーロン・ブーン監督はZoomでのオンライン会見を行い、有望株ジェイソン・ドミンゲスについて「我々が来季成し遂げようとしていることについて、大きな役割を担うことになるだろう」と語った。ただし、自軍からFAとなったフアン・ソトの動向がまだ不透明であるため、ドミンゲスを正左翼手として起用するのか、それとも正中堅手として起用するのかという点については、現時点では決めていないという。とはいえ、レギュラーとして起用されるのは間違いなさそうだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 現在21歳のドミンゲスは入団当初から大きな注目を集めてきたトップ・プロスペクトであり、2023年9月にメジャーデビューすると、8試合で4本塁打を量産。しかし、右ひじの内側側副靭帯を断裂してトミー・ジョン手術を受けることになり、長期のリハビリを強いられた。今季は18試合に出場して打率.179、2本塁打、4打点、5盗塁、OPS.617という成績。ポストシーズンでも目立った働きはできなかったが、マイナーでは3階級合計で58試合に出場して打率.314、11本塁打、35打点、16盗塁、OPS.880の好成績を残しており、来季のブレイクが期待されている。 ブーン監督は、ドミンゲスについて「彼の将来については、引き続きとてもワクワクしている。将来的には素晴らしいメジャーリーガーになると思っているんだ。メイクアップの部分も素晴らしいし、もちろん素晴らしい才能を持っている選手だ」とコメント。来季の起用法については、ヤンキースがソトと再契約した場合は、右翼ソト、中堅アーロン・ジャッジ、左翼ドミンゲス、ソトと再契約できなかった場合は、その他の補強次第ではあるものの、ジャッジを右翼に戻し、ドミンゲスを中堅手として起用することが予想されている。 いずれにせよ、今季正左翼手を務めたアレックス・バーデューゴがFAとなっているため、ドミンゲスがレギュラーとしての出場機会を得ることはほぼ確実。「火星人」の異名を持ち、ミッキー・マントルやマイク・トラウトと比較されたほどの才能を持つ有望株がいよいよ本格ブレイクのときを迎えるかもしれない。