日本被団協 田中さんが授賞式前に会見/埼玉県
世界に被爆の実情を伝えてきた日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会へのノーベル平和賞の授賞式が日本時間の10日、ノルウェーの首都オスロで開かれます。 授賞式を前に、日本被団協の代表委員で新座市在住の田中熙巳さんが、日本時間の9日夜、現地で記者会見に臨みました。 授賞式で演説する田中さんは、会見で「核兵器の使用が語られる時代になったのは大変悲しい」と話しました。 田中さんは平和賞について「何十人、何百人という仲間が亡くなった。亡くなった仲間たちの受賞でもある」と述べました。 また、田中さんは取り組みを次の世代につないでいくことにも意欲を示し「核兵器も戦争もない世界をつくりたい」と、核廃絶への決意を新たにしました。