国土交通省による「上下水道」一元管理スタート、災害対策・水道管老朽化対策におけるメリットは? 専門家が解説
◆「水道水をそのまま飲める国」は世界で10ヵ国程度あるが…
ユージ:上水道の管理を国土交通省がおこなうことについて、塚越さんはどうご覧になりましたか? 塚越:基本的にはいいことなのかなと思います。しかし、「公衆衛生」と経済の両立がどうなることかな、という思いもあります。国交省は民間にいろいろ任せようという動きをしているようなのですが、今すぐ全部を民間に任せることにはならないにせよ、いずれそうなったらどうなるでしょうか。水は健康にとって大事なので、そこの調整がこれから大事かなと思います。 いずれにしても世界で水道水をそのまま飲めるのは10カ国程度なので、日本は恵まれています。しかし、お金の話で曲がり角にきているので、「水と空気は無料」という時代が続くのは厳しいかなと、頭に入れておいてほしいです。 (TOKYO FM「ONE MORNING」2024年4月3日(水)放送より)