日本バスケ「15歳以下のゾーンディフェンス禁止」 指導者はどう考える?
育成年代で「勝つため」だけではなく
小・中学生が試合に勝つためには、ゾーンディフェンスが有効なのかもしれません。しかし現場の指導者たちは、勝つためだけではなく、子どもたちを次のステージに上げるのがコーチの役割だと考えています。ゾーンディフェンスであってもエリアに入ったら1対1の状況になる場面があります。 マンツーマンでの基礎が身についているからこそ、オフェンス時にゾーンディフェンスの中へ勇気を持って跳び込むことができます。子どもたちが基礎をしっかりと身に着けることを徹底させた今回の提案は、15歳以下の指導者たちには受け入れられているようです。 (ライター・篠崎有理枝)
《取材者プロフィール》 ■金本鷹(かねもと・よう) 東京エクセレンス・アカデミーメインコーチ。1990年8月22日生まれ。宮崎県出身。宮崎西高校、鹿屋体育大学から鹿屋体育大学のヘッドコーチ、社会人クラブチームエクセレンスのヘッドコーチなど歴任 ■長澤健司(ながさわ・けんじ) 東京エクセレンス・プレイングコーディネーター。1987年10月9日生まれ。千葉県出身。幕張総合高校、法政大学から社会人クラブチームエクセレンス、東京エクセレンス