働き者のトラック、トヨタ「ダイナ」が冒険野郎なオーバーランダーに大変身! 8インチリフトアップの大迫力マシンとは
注目が集まっているオーバーランダー
働くクルマとしてお馴染みのキャブオーバー型のトラックトヨタ「ダイナ」をベースに、オーバーランダーとして仕立てたマシンを東京都町田市に拠点を置く「ハーディーズ」が完成させました。そのワイルドなルックスは、冒険心に満ち溢れ、果てしなく続く原野を旅するキャンプとアドベンチャーシーンを想像させます。 【画像】タフで力強いオーバーランダー仕様に! トヨタ「 ダイナ」を見る(14枚)
ヘビーデューティーなカミオントラック
オーバーランダーはオフロードを走れる4WDトラックやSUVに生活に必要な荷物を積載し、キャンプをしながら自然を楽しむ趣味として、北米やオーストラリアをはじめ世界中に浸透しているアウトドア文化だ。日本でもカスタム業界のトレンドになっており、ベース車としてトヨタ「ハイラックス」、トヨタ「ランドクルーザー」、米国トヨタ「タンドラ」、ジープ「グラディエーター」、三菱「デリカ」、スズキ「ジムニー」といったクルマにルーフテントを搭載し、キャンプを楽しむスタイルに注目が集まっている。 そんな中、リフトアップカスタムを得意とする東京都町田市に拠点を置く「ハーディーズ」がこれまでの常識を打ち破るべく、日本が誇る働き者のトラック「ダイナ 4WD」をベースに、迫力のあるエクステリアデザインを持つ新発想のオーバーランダーマシンを完成させた。 見るからにワイルドなその姿は、まるでパリ・ダカールラリーのカミオンクラスに参加する車両を彷彿させる。レーシーというよりは、こちらはオフローダーとしてアウトドアフィールドを駆け抜ける印象を強く与えるカスタマイズが面白く、ベース車の選定も含めてすべてが斬新な新オーバーランダースタイルといえる。 街でよく見かけるお馴染みのトラックであるダイナのリフトアップ車というだけでも目立つが、それが、優れた走破性を誇るサスペンションを持ち、見た目もカッコよく、収納アイテムや使い勝手の良いテントまで装備するヘビーデューティーなカミオントラックとなれば注目が高まる。
タイヤはオープンカントリーを装着
運搬用トラックであるダイナで悪路走破性を発揮させるために、ハーディーズは専用の8インチアップキットを開発。限界のリフトアップ量を試すために10インチ化もテストしたそうだが、実用性を考えると8インチが一番バランスが良く、ベストという判断に達した。 ボディリフトアップに伴って、そのワイルドさをより強調させるタイヤはクロスカントリー4駆乗り御用達のトーヨータイヤ「オープンカントリー」を選択。見た目の印象からゴツゴツとした乗り味と勘違いされがちだが、実際に使っているオーナーは、このように話してくれた。 「オフロード性能をしっかり備えた本格派のオールテレーンタイヤなのに、びっくりするくらいマイルドでスムーズな乗り心地。見た目のタフさとは正反対に乗り味がスムーズで滑らかです」 ちなみに、この8インチリフトアップとオープンカントリータイヤとの組み合わせで、運転席の目線はほぼ大型トラックの位置と同じになる。車高が高くなったぶん、存在感も迫力も倍増する。