三菱重工West・竹田祐

　プロ野球ドラフト会議が24日、都内のホテルで行われ、三菱重工Westの最速153キロ右腕の竹田祐投手（25）がDeNAに1位で指名された。 【画像】12球団のドラフト1位指名選手と交渉権獲得選手の一覧 　DeNAは関大・金丸夢斗投手を1位指名したが、4球団競合の末、交渉権を獲得できなかった。外れ1位で指名したのは最速153キロで実戦経験豊富な即戦力右腕。 　竹田は名門・履正社（大阪）で3年時の17年春にエースとして選抜に出場。決勝では大阪桐蔭のエース・徳山壮磨と投げ合った。だが、竹田は8回1/3を8失点で徳山が8回3失点。大阪桐蔭が8―3で優勝し、唇を噛んだ。 　その後、武田は明大に進学し、徳山は早大に進学。神宮の舞台でも4年生の春に投げ合い、7回7安打3失点で雪辱勝利を果たした。高校から大学まで7年間ライバルとして切磋琢磨（せっさたくま）した徳山とプロでチームメートとなる。 　◇竹田　祐（たけだ・ゆう）1999年（平11）7月5日生まれ、大阪府大東市出身の25歳。住道南小2年からオール住道で野球を始め、住道中では生駒ボーイズに所属。履正社では1年秋に正遊撃手となり、2年春から投手。2年秋に背番号1を背負うと、3年春の選抜大会で準優勝。明大ではリーグ戦通算11勝。三菱重工Westでは、1年目の22年から都市対抗と日本選手権に登板。1メートル84、93キロ。右投げ右打ち。