河上恵蒔、3つのギネス記録を認定させる「友達に見てもらいたい」 10歳で記録を次々と塗り替えた/スケボー
小学4年生ながらスケートボード界で驚異的な実績を積み上げる河上恵蒔(えま、10)が3つのギネス記録を達成し、21日発売の「ギネス世界記録2025」(KADOKAWA、税込み3960円)で公開された。 種目はハーフパイプで技を競う「バーチカル」で、1つ目の記録タイトルは「1分間にスケートボードでバックサイド540を行った最多数」。5月22日に、1分間に13回のバックサイド540(1回転半)を成功させ、驚異的なスピードと精度でギネス認定された。 2つ目は「大会でスケートボードの900(2回転半)を連続で行った最多回数(男性)」。伝説的スケーター、トニー・ホークが1999年に初めて成功させた「900」を6月15日に米ソルトレークシティーで行われた大会「トニー・ホーク・バート・アラート」で3回連続で決め、2つ目のギネス記録を樹立。 3つ目は「エックスゲームズ最年少出場選手(男子)」。6月28日に9歳294日で米カリフォルニア州ベンチュラで開催の「X Games Ventura」に出場し、3つ目のギネス記録を打ち立てた。 河上は「ギネス世界記録は学校の図書室にもあって、それに自分が出ると思うと、とてもうれしいし、友達に見てもらいたい」と大感激した。 激動の1年を振り返り、「アメリカに行くこととX GAMESに出場する夢がかなって最高でした。イタリアやカナダにも行けたし、有名なスケーターと滑れたことも最高でした」と充実感をにじませた。 さらに「来年も海外に行けるように頑張りたいし、とにかくスケボーがうまくなりたいです」と2024年の抱負も掲げた。急速に人気が高まるスケートボード界で、10歳にして未来を担う存在となった河上。次なる挑戦からも目が離せない。