新春の風物詩、青梅だるま市

　新春の風物詩「だるま市」が、青梅市、羽村市、あきる野市、瑞穂町で開催される。（西多摩経済新聞） 　「青梅だるま市」は1月12日、旧青梅街道（住江町交差点～市民会館前交差点）で開催される。主催は青梅だるま市保存会。 　1441年ごろに同市で開かれた市や、1596年ごろに同市で始まった織物を主とした物々交換の市「六斎市」が起源ともいわれる青梅だるま市。当時は産業の中心だった養蚕の繁栄を祈り、米粉を繭の形にした団子「まゆ玉」をササの枝に付けたものを販売していたが、190年ほど前から縁起物として「だるま」も売られるようになったという。 　戦後、化学繊維の台頭に青梅の地場産業は衰退し、昭和20年代終わりごろに「まゆ玉」は姿を消し、代わって年の初めの12日に「青梅だるま市」が開かれることになった。現在では、遠方からも縁起物の「だるま」を買い求める人々でにぎわう。 　開催時間は13時30分～20時。 　あきる野市では1月10日、武蔵五日市駅から上の檜原街道沿いで開催される。多彩なだまるを売る店が軒を連ねる。開催時間は10時～日没。 　羽村市農産物直販所（羽村市羽加美）では1月11日・12日に開催される。開催時間は9時30分～15時30分。 　瑞穂町の円福寺（瑞穂町箱根ヶ崎）では1月18日に開催される。だるま販売のほか、模擬店も出店する。開催時間は10時～20時。