（左から）井上貴博アナウンサー、膳場貴子アナウンサー、中田敦彦（Ｃ）ＴＢＳ

　お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」中田敦彦が、２９日に生放送されるＴＢＳ系「報道の日２０２４」（午前９時５４分）で報道番組のＭＣに初挑戦する。ＴＢＳが２１日に発表し、中田と膳場貴子アナ、井上貴博アナの３人が進行を務める。 【写真】中田敦彦、移住先でタレント妻と２ショット 　中田は、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「中田敦彦のＹｏｕＴｕｂｅ大学」のフォロワー数が５４０万人超を誇り、日本政治や国際社会、テクノロジーなどの時事ネタを分かりやすく解説する動画が人気を集めている。中田は「『報道の日』の出演のお話をいただいた時は、ＭＣのひとりという大役に驚きました。自分のＹｏｕＴｕｂｅにおいても時事問題で動画を作ることが多くなってきていたので、自身の問題意識と番組のテーマが重なり、謹んでお引き受けしました」という。「難しいことをわかりやすく、そしてできる限りおもしろくお伝えしたいと思います」と意気込み、「素晴らしい共演者の皆さん、そして情熱的な制作チームの皆さんと一緒に番組を形にできることがとても楽しみです」とコメントした。 　「報道の日」はＴＢＳで２０１１年から毎年年末に放送。その年の重大ニュースを振り返る番組で、昨年は関口宏と小川彩佳アナが司会を務めた。今年は２９日に、膳場アナが司会を務める「サンデーモーニング」（日曜・午前８時）から直結で、午前９時５４分から６時間半にわたって生放送する。今年のテーマは「“テレビ報道７０年”８つの禁断ニュース」。２０２５年に開局７０周年を迎えるＴＢＳが、テレビ報道７０年の裏側を一挙公開し、「今だから話せる“禁断ニュース”」にスポットライトを当てる。現在の社会や世相につながる大きな影響を及ぼしたニュースの真相を独自取材し、初証言や初公開の映像で歴史的なニュースの真相を紐解く。政治・経済・国際情勢など幅広いテーマを扱う自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルでのプレゼン力の高さが評判の中田が、番組でもニュースの背景を解説。わかりやすく、視聴者の興味を引く面白さで“禁断ニュース”を斬っていく。 　総合プロデューサーの曺琴袖氏は「今年はオールドメディアとニューメディアが立ち位置を逆転させた年だといわれています。そんな中、オールドメディアの一つであるテレビ報道が過去７０年に残してきた功罪を改めて振り返ることで、メディアのあり様について視聴者の皆様とともに考えたいと番組を制作しています。ニューメディアのＹｏｕＴｕｂｅで時事問題の報道に一石を投じ続けている中田敦彦さんをＭＣとしてお招きしたのも、そういう思いからです。是非ご覧下さい」と中田に期待を寄せた。