由布高出身の野畑「目標は金メダル」 五輪ライフル射撃日本代表が練習公開
パリ五輪のライフル射撃日本代表は1日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで練習を公開した。代表3人が会見し、初出場となる大分県の由布高出身の野畑美咲(明治大3年)は「出場に満足せず、金メダルを目標にしたい」と語った。 五輪ランキングを16位まで上げた結果、国際射撃連盟から枠の再割り当てがあり、出場を決めた。期待し過ぎないようにしていたというが「準備はしてきた」。練習でも仕上がりの順調さをアピールした。 ランキングを上げるために国際試合を転戦し、世界での戦い方にも慣れてきた。同席した佐橋朋木監督は「本人の並々ならぬ努力と地元のサポートがあったからこそ」と大分の支援態勢も含めてたたえた。 「ファイナル(延長戦)でも緊張せず、グッドショットを一定して撃てるところが強みだと思っている」と野畑。「重圧を感じることもあるだろうが、謙虚に楽しく射撃をしたい」と大舞台への夢を膨らませた。 高校から競技を始め、県協会の礒部直樹強化担当コーチ(大分市役所)ら指導者にも恵まれてつかんだ五輪切符。「ここまで来られたのは地元の人たちのおかげ。パリから帰ってメダルを見せられるよう頑張る」と活躍を誓った。 18日に日本を出発し、27日にエアライフル混合、28日に女子エアライフルに出場する。