旅券求め殺到、2人死亡 徴兵制実施のミャンマー
【ヤンゴン共同】軍事政権が徴兵制の実施を発表したミャンマーの第2の都市マンダレーで19日、パスポート(旅券)取得を求める市民が旅券発給事務所に殺到し、圧迫されたとみられる2人が死亡した。地元メディアなどが伝えた。10日の発表以降、国外脱出を目指す若者が急増している。 【写真】ミャンマー首都に巨大大仏 軍事政権、巨費投じ国威発揚
地元紙や独立系インターネットメディア「イラワジ」などによると、事故は午前2時ごろ発生。事務所が1日200人を受け付けるのに対し、数千人が集まっていた。死亡したのは52歳と39歳の女性で徴兵の対象年齢ではなく、列の並びを代行していた可能性がある。 徴兵は4月下旬から実施予定で、計1300万人超が対象となる。