武居由樹、次戦は12月後半で井上尚弥の防衛戦と同興行「倒し切る試合をしないといけない」
プロボクシングのWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28)=大橋=が12月後半に次戦を闘うと28日、大橋ジムの大橋秀行会長(59)が明らかにした。12月24日に東京開催で2度目の防衛戦が有力。4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=の防衛戦と同興行で行われる。 この日は井上のメインスポンサーを務めるNTTドコモが井上および大橋ジムの全面協力のもと、ドコモ未来フィールド「井上尚弥選手&大橋ボクシングジム特別体験イベント」を横浜市の大橋ジムで開催。抽選で選ばれた小学生1人と保護者1人の17組34人が参加した。イベントでは保護者向けに大橋会長、元世界3階級制覇王者の八重樫東トレーナー(41)によるトークショーが行われ、大橋会長は「12月の後半の方に井上尚弥、武居由樹、その他、楽しいメンバーが、びっくりするような試合を予定しています。いろんな東洋(太平洋)王者、日本王者など、まだ正式決定はしていないですが、いろいろ考えてやっています」と語った。 このイベントに参加した武居は、イベント終了後に報道陣の取材に応じ「(12月に試合が)あるかもなあとは頭にあった。ここ2戦は激闘をしてしまったので、僕は激闘王は目指していないので、ちゃんと倒し切る試合をしないといけないし、倒すことに今飢えているので、もし試合が決まったのならば、倒すような試合を見せられたなと思っています」と意気込んだ。 9月3日に東京・有明アリーナで初防衛戦を闘い、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(29)=志成=に3-0の12回判定勝ち。試合中にカットした左目上の傷の回復については「もう大丈夫なはずです」と話した。 井上と6戦連続で同興行となるが「本当に尚弥さんと同じ興行に出させてもらえるならありがたいことです。注目度が全然変わるので。でも、尚弥さんの試合に埋もれないように、自分ももっともっとやんなきゃいけないので、ペースが速いかもしれないけれど、そこはあまり気にはしなくていいかなという感じで思っております」と決意を示した。 プロ戦績は武居が10戦10勝(8KO)、井上が28戦28勝(25KO)。