今年開設50周年 福島県の会津若松市公設地方卸売市場 今秋「市場まつり」開催
福島県の会津若松市公設地方卸売市場は、今年で開設50周年を迎える。会津地方で唯一の公設卸売市場として、今秋には節目を記念した「市場まつり」の開催を計画している。5日に初競りを迎え、今年のスタートを切った。 青果部では、威勢のいい掛け声とともに各地から出荷されたハクサイやネギなどが次々と競り落とされた。 初競りに先立ち、青果棟で新春の式典が行われた。開設者の室井照平市長が「少子高齢化などの影響で市場を取り巻く環境は厳しい。市として卸売市場を支えていく」とあいさつ。同卸売市場協会の上野憲一会長の音頭で手締めし、市場取引の拡大や無事故を願った。 市内一箕町にある卸売市場は1975(昭和50)年に開設。青果、水産物、花きの部門があり、生活に欠かせない生鮮食料品を地元の消費者に供給している。 (会津版)