神奈川県警本部=横浜市中区海岸通２丁目

　横浜市中区のマンションで強盗の機会をうかがったとして、SNSで集まった中学生らを含む6人が逮捕・書類送検されるなどした事件で、神奈川県警は22日、新たに東京都葛飾区の会社員の少年（18）を住居侵入と強盗予備の疑いで逮捕し、発表した。「行っていないし、やっていない」と容疑を否認しているという。 【写真】「ホワイト案件」のはずが闇バイトだったと供述 　県警によると、少年は、「お金が欲しい」とSNSに投稿した中学生に対し、「グレーの仕事に興味はないか」と勧誘し、指示役につないでいたとみられるという。 　容疑は4月19日夜、バールなどを手に横浜市中区のマンションに侵入し、非常階段などで強盗の機会をうかがったというもの。通行人から「バールを持って覆面マスクをかぶった男がうろうろしていた」と110番通報があったという。 　県警によると、現時点で首都圏で相次ぐ連続強盗につながる情報はないという。 　これまでに東京都北区の17～18歳の男子高校生3人、江戸川区の中学3年の少年（14）、さいたま市南区の男子大学生（19）、千葉市のフィリピン国籍の女性アルバイト（22）が逮捕・書類送検された。18歳の男子高校生1人が黙秘し、他は容疑を認めていたという。（稲葉有紗）