【ラグビー】リーチ・マイケル「また来られるよう頑張る」BL東京が小池知事に14季ぶりVを報告
5月に行われたラグビー・リーグワンのプレーオフトーナメントで初優勝を果たした東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)NO8リーチ・マイケル主将(35)らが24日、東京都庁を訪れ、小池百合子知事に優勝を報告した。 同チームは東京都府中市に基盤を置いていることから、今回の表敬訪問が実現。チームにとっては前身のトップリーグを含め14シーズンぶり6度目の優勝で、荒岡義和社長は「決勝戦は国立競技場に5万6000人が集まる中で優勝することができ、感無量。日ごろから都民の方には声援をいただいており、それが後押しになったと思っている」と、感謝を口にした。 リーチも「14年ぶりの優勝は本当にうれしかった、久々にキャプテンとしても優勝できたのは、みなさんのおかげ。来年も優勝できるように頑張っていきたい」と述べた。 小池知事は「2019年のラグビーワールドカップでぐーんと伸び上がって、ラグビーはとても注目されるようになった。ハードな練習を重ねられてつかみ取った優勝。本当にすばらしく誇りに思う」と、ねぎらった。リーチの練習風景を伝える報道に接したといい「朝6時から練習を重ねると。体や心を鍛えて、多くの観衆の前で勝ち取った優勝。これからも血湧き肉躍るゲームを、東京都民の元気のためにもさらに頑張って欲しい」とエールを送った。 面会後、取材に応じたリーチは「来年に向けてどう連覇するかを考えている。優勝していちばんうれしかったのは、14年ぶりの優勝ということもあるが、府中市民からたくさん声をかけてもらったこと。朝、子どもたちをバス停まで送って行った時、市民に『おめでとうございます』と声をかけられた。ラグビーの熱がどんどん高まってきていると感じる」と述べた。 2019年のラグビーワールドカップ後には首相官邸を訪れ、当時の安倍晋三首相と面会したが、リーチは「なかなか慣れないです」と述べつつ「東京のトップにあいさつができて良かった。来年また(優勝報告に)来られるよう頑張りたい」と、誓った。来週から再び宮崎での合宿に参加するとし「今週は少し休んでリハビリと、体を仕上げた上で、キャンプに参加したい」と話した。 一方、荒岡社長は優勝賞金の使い道を問われ「継続的にチームが強くなれるような強化面に充てたい。今、いくつかプランを考えているところですが、けして優勝旅行ではありません」と笑わせた。クラブハウスの改装か?と問われると「そうありたいなとは思っていますが、たくさん使い道はあるなと思っている」とだけ答えた。